正座というのは、きちんと座ること。日本の場合は膝をそろえて曲げて、お尻をかかとの上に置く座り方です。
最近は床に座ること自体少なくなったような気もしますが、私の小さなころは、しつけの基本なのでしょうか、 「はい、おちゃんこし(さぁ、正座しなさい)」といろいろな機会に言われたものです。 もちろん、書き言葉や改まった場では「正座」ということばが使われていましたが、こども向けに出てくる言葉には、 ずっと「おちゃんこ」が使われていました。
「正座」のこうした言い方を調べようと考えたそもそものきっかけは、 鈴木さんの医療人のための群馬弁講座で、 たまたま、自分の地域(恵那)と同じように、正座のことを「おちゃんこ」と言うところがあると知ったことです。 岐阜と群馬では、全然つながりがないように思いましたが、よくよく考えてみると江戸時代の主要な街道の一つの同じ中山道沿いです。 もしかしたら、中山道沿いでは同じような言い方をしているのかもしれない、と思い調べることにしました。
結果をみると、「おつくわい」系、「ちゃんこ」系、「かしこまる」系に大きく分かれるみたいですが、 「おつくわい」系が北陸東部に多そうな点以外はあまり分布に特徴はなさそうな感じです。
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